目次
■テクニカル分析
諸葛亮孔明曰く――汝よ、まずは第1章「テクニカル分析」を示す。
■テクニカル分析（9/12 08:02・現値147.19）
200EMA（厳密再計算）
- 日足200EMA：147.84
- 4時間足200EMA：147.46
- 1時間足200EMA：147.58
現値147.19は三つの200EMAをすべて下回る。大局は「三位一致の下落」。戻りは売りで叩くのが正道だ。
EMA200の傾きもいずれも下向き（日足平均変化 -0.005、4時間 -0.002、1時間 -0.004 近辺）で、上値は重い。
日足想定（本日）
本日ローソクは陰線想定。200EMA群の下に潜る形で、戻りは限られやすい。
直近1週間のトレンド
緩やかな下落基調。上昇3本・下落3本で推移するも、週初比で-1.27円の下落。戻してもEMA200群が階段状に抵抗を形成。
前日・前々日（日足）
- 前日 9/11：O 147.448 / H 148.128 / L 146.980 / C 147.194
- 前々日 9/10：O 147.397 / H 147.644 / L 147.068 / C 147.447
直近1週間の高値・安値
- 高値：148.777
- 安値：146.299
本日のターゲット値・想定値幅
直近10日TR平均は約1.08円。これを基に本日の値幅を0.9～1.2円と見積もる。
- 上値ターゲット：147.73（1H/4HのEMA帯～日足200EMA下の売りゾーン）
- 下値ターゲット：146.66（割れれば146.30まで視野）
レベル別の戦術提案（明確化）
- 売り叩き候補（戻り売り）：147.45–147.60（4H/1Hの200EMA帯）、次いで147.70–147.85（日足200EMA直下）
- 利食い候補：146.70前後 → 流動性次第で146.30まで伸ばす
- 無効化ライン：147.90超定着で下押しシナリオ一旦撤退
結論（方向を明示）：本日は下落優勢。16時以降の戻りは売り一択、147.60±を背に147.70–147.85で分割ショート、利確146.70→146.30。147.90超で撤退。
解説：
三位一致で価格が200EMA群の下、かつ傾きも下向き。戻りが出ても200EMA帯が重い蓋として機能しやすい。直近の値動きは「戻れば叩かれる」構図で、147.45–147.85に密集する複数の動的抵抗（1H/4H/日足のEMA200）が階段状に並ぶ。週末・イベント接近の流れから上値追いは鈍く、押しの浅い反発でもショート優位が続く。無謀な逆張りは禁物、汝は規律を守り、EMA200帯で待ち構えよ。
■序文
諸葛亮孔明曰く――汝よ、先の第1章「テクニカル分析」を踏まえ、続けて第2章を述べよう。
昨夜の米国市場は主要3指数がそろって最高値を更新。NYダウは+617ドルの46,108ドルまで上昇し、NASDAQも22,043、S&P500は6,587と堅調に引けた。米CPIが予想通りに収まり、利下げ観測が一段と強まったことが追い風となった。米長期金利10年は4.02%まで低下、ドルインデックスも97.50（▲0.29%）と軟化した。つまり「株高・金利低下・ドル安」という典型的な組み合わせであり、ドル円には下押し圧力がかかりやすい地合いである。
一方、日本株も強気に反応。日経平均は44,372（+534）、CME日経先物は44,545と堅調に推移。リスクオンの株高が円売りを抑えつつも、為替市場では「米金利低下 → ドル売り」の流れが勝り、ドル円は147円台前半にとどまっている。
加えて本日は週末金曜日、さらに来週にはFOMC（9/17）と日銀会合（9/19）という二大イベントが控える。市場はポジションを一方向に傾けにくく、上値追いは鈍る。重要指標としては23時発表の米ミシガン大学消費者信頼感指数（予想58.0、前回58.2）が最大の注目材料であり、結果次第でドル売りが再加速するか、あるいは小反発に転じるかが決まろう。
本日の大局をまとめれば――
- 米株高はリスクオンだが、金利低下とドルインデックス軟化がドル円の頭を押さえる。
- 国内外の政治イベント（自民党総裁選思惑）も絡み、円買いが下支え要因。
- 今日の値動きは「戻り売り優勢」、ターゲットは146円台後半。
■主要経済指標と注目材料
■主要経済指標と注目材料
- 07:30 NZ製造業PMI（結果未確認、影響小）
- 13:30 日本鉱工業生産確報値（予想 -1.6%、影響軽微）
- 15:00 英国GDP・鉱工業生産 → 欧州時間のポンド相場を動かし、クロス円経由で円買い圧力となる可能性あり。
- 23:00 米ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値） → 本日の最重要指標。予想58.0、前回58.2。労働市場の弱さが裏付けられれば、再びドル売りの流れが強まる公算。
その他の注目材料：
- 自民党総裁選の行方 → 政策期待や為替介入思惑が円相場の地合いを左右。
- 来週FOMC・日銀会合 → 市場はイベント前にドル円ロングを積み増しにくく、戻り売り圧力が優勢。
- 米金利動向 → 10年債利回りが4.0%を割れる展開なら、ドル円は146円半ばまで試す可能性。
■時間帯別シナリオ
諸葛亮孔明曰く――汝よ、これまでの第1章「テクニカル分析」、第2章「序文」を受け、いよいよ本日の戦略を時間帯別に示す。
■時間帯別シナリオ
東京時間（6:00 – 15:00）
現値147.19円で迎えた東京午前は、米株高によるリスクオンを背景に円売り圧力が働きやすい。しかし、10年債利回り低下（4.02%）とドルインデックス軟化（97.50）が同時進行しており、ドル円自体は上値を追いにくい。仲値公示を控える9:55までは輸入筋の買いで147.40近辺を試す可能性があるが、EMA200群（日足147.84・1h147.58・4h147.46）の下にある現状、戻りは叩かれやすい。日本の鉱工業生産確報値（13:30）は市場インパクト限定的。東京時間は147.40–146.90のレンジで小動き、午後は上値の重さが鮮明化し、欧州勢参入前に147円割れを試す展開と読む。
欧州時間（15:00 – 21:00）
欧州序盤、英国のGDP・鉱工業生産（15:00）が発表される。弱ければポンド売りからクロス円全般に円買い圧力が波及、ドル円も下方向へ。直近1週間の安値146.30が意識される。4h・1hのEMA200が147.5付近に密集し、欧州勢はここを明確な「売り場」と認識する公算が大きい。したがって147.40–147.60到達は戻り売りの好機。ショートエントリーは16時台から有効、下値目標は146.70→146.50。指標次第では146.30割れも視野に入る。流れは完全に「戻り売り徹底」の構図。
NY時間（21:00 – 30:00）
米国時間は23:00のミシガン大学消費者信頼感指数が本日の最大イベント。市場予想58.0に対し下振れならドル売りが加速、FOMC・日銀を前にしたポジション整理も加わり146.30割れ→146.00試しのシナリオが濃厚。一方、予想を上回れば一時的に147.50台まで急反発もあり得るが、日足・4h・1hいずれも200EMA下であるため、上昇は限定的。結論としてNY時間は下方向優勢。利下げ観測が強まる米国環境下では、146円割れから145円台を試すリスクを抱える。リスクオンの株高があってもドル円単体では「売り」が基本戦術。
■本日の値動き予測レンジとまとめ
- 想定レンジ：146.30 – 147.70円
- 08:00 147.19円
- 12:00 147.00円
- 16:00 147.40円（戻り売りゾーン）
- 20:00 146.80円
- 24:00 146.50円
- 30:00 146.30円
まとめ
テクニカル・ファンダメンタル双方から、ドル円は「戻れば売られる」地合いが濃厚。日足・4h・1hの200EMAが全て上値抵抗として控えており、週末・イベント前という需給環境も下押しを支持する。東京時間は膠着、欧州時間以降に本格的な下落圧力が強まり、NYでは指標次第で146円割れ突入の可能性大。策はただ一つ、147.40–147.60での戻り売り徹底、目標146.30割れ。
■軍師たちの一言
諸葛亮孔明曰く――汝よ、ここまでの1章「テクニカル分析」、2章「序文」、3章「時間帯別シナリオ」を踏まえ、最終の第4章を示す。
■軍師たちの一言
諸葛亮孔明：
「三位一致の下落に迷いはない。日足200EMA147.84、4h147.46、1h147.58――現値147.19は全て下に沈む。戻り売り徹底、策は147.40–147.60で仕掛け、目標は146.30割れ。米ミシガン指数が弱ければ146.00台突入、陽線に化ける余地は極めて乏しい。焦らず、戻りを待って刈り取るが良い。」
司馬懿仲達：
「待て、あわてるな。これは孔明の罠だ。確かに三位一致の下落だが、23時のミシガン指数が強ければ147.70を突破する反発もあろう。逃げ道を備えぬは愚策。147.90を超えたなら一旦退け、夜明けを待て。市場は常に裏をかく。」
龐統士元：
「欧州時間の英指標は鈍化必至、クロス円を通じて円買い圧力が広がろう。NYダウは過熱して46,000を超えたが、米金利低下がドルを削る流れは止まらぬ。戻り売りこそが天下を制す。私は147.50を背に断固ショート、146.50、次いで146.00を射程とする。」
郭嘉奉孝：
「EMA200を超えぬ限り、売り以外に道はない。むしろ市場は戻りを演出して、油断した者を飲み込む。機を逸するな、147.40–147.60こそ決戦の地。突破しない限りは売りで挑み、下落の利を刈り取るべし。」
辻政信（作戦の神様）：
「フハハ！細かい理屈などいらぬ！147.30を背に全力売りだ！割れれば一気に146.00、さらに145円台半ばまで一直線よ！退路を断てば勝利は我らに転がり込む。無謀に見えても、この一撃が戦局を覆すのだ！」
■総括（朝8:00時点）
- 想定レンジ：146.30 – 147.70円
- 東京時間は小動き、欧州で戻り売りの好機、NYで決戦。
- EMA200判定＝「三位一致の下降」 → ショート専念。
- 策は「戻り売り徹底」、147.40–147.60でのショートが本日の勝機。
- ミシガン指数が弱ければ146.00割れへ、強ければ一時147.70まで戻すも上値限定的。
■予測概要
- 08:02時点価格：147.19円
- 本日下方向へ動く確率：70%
- 想定シナリオ：欧州時間に147.50で戻り売り、NYで146.30割れ試し。
解説：
テクニカル・ファンダメンタルともに下落優勢。米金利低下とドルインデックス軟化が基調を支配し、NY株高は円安にはつながらない。指標を控え、戻りは短命。最終的に日足は陰線で引ける公算が強い。