(データ最終日:2025-09-19、タイムゾーン:アジア/東京)
スイスフラン/円(CHF/JPY)テクニカル分析
データ概要
・日足:2017-11-02 ~ 2025-09-19
・5分足:2025-09-09 ~ 2025-09-19
・注:EMA・RSI・MACD等のトレンド指標は日足終値系列から算出。ピボット/一部高安は5分足集計で日次OHLCを再構成して算出(最終日の高安・週次ピボットの整合性確保のため)。
日足サマリー(2025-09-19 終値ベース)
指標 / 値
終値 / 185.752
EMA20 / EMA50 / EMA200 / 184.377 / 182.936 / 177.144
EMA50の5日変化 / +57 pips(上向き)
RSI(14) / 72.9(買われ過ぎ域)
MACD / シグナル / ヒスト / 0.776 / 0.624 / +0.152(強気)
ATR(14) / 1.190(≒119 pips/日)
ボリンジャー20(上/中/下) / 186.191 / 184.155 / 182.120(幅 ≈ 2.21%)
5日高/5日安 / 187.042 / 185.024
20日高/20日安 / 187.042 / 182.907
解釈
・終値がEMA200上、かつEMA20>EMA50>EMA200で上昇トレンド鮮明。
・RSI(14)=72.9は過熱気味(短期の押し目警戒)。
・MACD>Signalかつヒスト正でモメンタムは買い優勢。
・ATR(14)≒119pips:日次の平均値幅はやや拡大気味。
5分足サマリー(直近バー:2025-09-19)
指標 / 値
終値 / 185.854
EMA200 / 186.196(価格<EMA200 → 短期は戻り売り優位)
VWAP(当日) / 186.210(価格<VWAP)
RSI(14) / 39.2(弱気寄り)
MACD / シグナル / ヒスト / -0.055 / -0.051 / -0.003(弱含み)
5分ATR(14) / 0.097(≒9.7 pips/バー)
BB幅(%) / 0.14%(極端に収縮 → ブレイク警戒)
直近5営業日の実レンジ(高値-安値)
09/15:53 pips|09/16:115 pips|09/17:45 pips|09/18:103 pips|09/19:92 pips
5日平均 ≈ 82 pips
重要水準(レベル集)
1) 週次ピボット(9/22週、算出基準=9/15–9/19のH/L/C ※5分足集計)
P / 185.955
R1 / R2 / R3 / 186.886 / 187.919 / 188.850
S1 / S2 / S3 / 184.922 / 183.991 / 182.958
(参考:先週のH/L/C=186.987 / 185.023 / 185.854)
2) デイリーピボット(9/19日足から、翌営業日参考)
P / 186.166
R1 / R2 / R3 / 186.471 / 187.089 / 187.394
S1 / S2 / S3 / 185.548 / 185.243 / 184.625
3) 直近の節目
直近日足高値群:186.783(9/19)/ 186.987(週内最高)/ 187.042(5日・20日高)
直近日足安値群:185.860(9/19)/ 185.024(週内最安)/ 182.907(20日安)
9/22(月)からの週の見通し
① ベースケース(確率高)
・日足は強気継続(終値>EMA200、EMA50上向き+57pips)だが、過熱RSIと5分足の短期弱気が示す通り、序盤は押し目形成→中盤以降に高値トライの展開を想定。
・想定レンジの中心は週次P=185.955近辺。
・押し目ゾーンは185.55~185.24(日足S1→S2)とみなし、下押ししても週S1=184.922周辺での買い意欲が強まる公算。
ターゲット
上:186.47(D R1)→ 186.78(前日高)→ 187.09(D R2)→ 187.92(W R2)
下:185.55(D S1)→ 185.24(D S2)→ 184.92(W S1)
② 強気シナリオ(ブレイク継続)
・186.47(D R1)と186.78(前日高)を明確上抜けし、5分足で価格>EMA200&RSI>50へ戻せば、187.09(D R2)→ 187.92(W R2)へ拡大。
・終日ボラが広がるサイン:5分BB幅の拡大(現在0.14%→上昇)とMACDヒストのプラス拡大。
③ 弱気シナリオ(調整深掘り)
・185.55(D S1)割れ→ 185.24(D S2)へ加速。週P=185.955を回復できなければ、184.92(W S1)テストも。
・日足でRSIが65割れ、あるいはMACDヒストが縮小→マイナス転なら、調整延長を示唆。
戦略の具体例(テクニカル準拠)
押し目買い(ベース)
エントリー:185.55~185.24の反発(価格が5分EMA20/50を再び上抜く/RSI>50回復)。
失効:184.92(W S1)明確割れ。
目標:186.47 → 186.78 → 187.09(分割利確)。
戻り売り(代替/短期)
エントリー:186.47~186.78の上値失速(5分で価格
目標:186.17(D P)→ 185.55(D S1)。
モメンタム・フィルター
買いは「MACD>Signal」かつ「RSI>50」、売りはその逆で同調。
過熱時(RSI>75付近)は利確優先。
リスク/留意点
高値圏のオーバーシュート(日足RSI>70)→ ヘッドライン・イベントでの振れが拡大しやすい。
ピボットは現地流動性やギャップで誤差が出る場合あり。上記は9/15–19の5分足集計に基づく。
まとめ(1行)
日足強気×短期押し目の地合い。185.55~185.24での反発を拾い、186.47→186.78→187.09の順に上値トライを想定。割れたら184.92までの深押しに注意。
月曜(9/22)の相場分析
月曜(9/22)のCHF/JPY相場は、週足・日足の強気基調を維持しながらも短期的に調整を交えた展開になる公算が大きい。日足ベースでは終値が200EMAを大きく上回り、EMA20・50も順行しており中長期は強気地合いが継続している。ただしRSI(14)が72.9と買われ過ぎ水準に達しており、押し目形成の可能性は否定できない。一方、5分足では直近価格がEMA200やVWAPを下回り、RSIも39付近と弱気バイアスが強い。従って、月曜序盤は短期売り圧力が先行しやすく、185.55~185.24(デイリーS1~S2)の支持を試す場面が想定される。そこから下値を守れば、日足のトレンドが支えとなり切り返しの押し目買いが入りやすいだろう。反発時の上値メドは186.47(D R1)、186.78(直近高値)、さらには187.09(D R2)が視野に入る。逆に185.24を割り込めば184.92(週S1)への深押しが警戒される。まとめれば、短期は戻り売りが優勢だが、日足の上昇基調により185円台前半で押し目を拾う動きが優位、という二段構えの相場観となる。