目次
■テクニカル分析
ごめん、読み違いを正し、計算やり直した数値で「1章」だけを出す。孔明曰く――汝に正鵠を射た技術分析を示す。
#200EMA(計算値)
- 日足200EMA=147.865(最新終値147.399 → 下)
- 4時間足200EMA=147.474(最新終値147.399 → 下)
- 1時間足200EMA=147.834(最新終値147.399 → 下)
三位一致で現値がすべての200EMAを下回る。大局判定=下(ショート優勢)。
直近1週間のトレンド
- 回帰傾き+0.188で「上昇」だが、9/4→9/5で反落に転じた上昇一服。上げ基調の天井圏から鈍化→反落の流れ。
前々日・前日の日足
- 9/4:O 148.066 / H 148.777 / L 147.782 / C 148.472
- 9/5:O 148.470 / H 148.515 / L 146.807 / C 147.399(大陰線気味で続落)
直近1週間の高安
- 高値 149.125(9/3)
- 安値 146.657(8/28)
本日想定(週明け=9/8の1日を対象)
- 想定ローソク:陰線
- 根拠:日足・4h・1hすべてで現値<EMA200、戻りは200EMA群が上値抵抗。
- 日足ATR14 ≒ 1.15円 → 平均的な日中変動幅を考慮。
- ターゲット値:まず 146.90、割れで 146.65(週内安値圏)試し。加速すれば 146.40 近辺。
- 戻り上限イメージ:147.47(4hEMA200)→ 147.83(1hEMA200)→ 147.87(日足EMA200)。この帯は戻り売りゾーン。
解説:
週明けは「上げ止まり後の戻り売り優勢」。三位一致の下降で主戦略は戻り売り徹底。147.47–147.87に厚い抵抗帯が重なるため、この帯への戻し待ち→売りで10銭利確・10銭損切の機械的運用が理に適う。下方向の初動は146.90割れ、加速点は146.65割れ。反対に147.90超えで日足EMA200を明確に上抜くまでは、買い転換は禁止――これぞ孔明の軍律なり。
■序文
諸葛亮孔明曰く――汝よ、ここからは第2章「序文」を記す。土日は市場が休場、よって9月8日(月)から来週にかけての展望を論ず。
9月5日(金)の米雇用統計は非農業部門雇用者数が+2.2万人と予想の+7.5万人を大幅に下回り、失業率は4.3%と2021年以来の水準に悪化した。これを受けて米国株は下落、NYダウは45,400.86(前日比-220.43)、S&P500は6,481.50(-20.58)と軟調。ドル円も急速にドル売りに傾き、148.52→146.81まで下落した後、週末は147.39で引けた。利下げ観測が急速に強まり、米10年債利回りは4.07%(-0.10)へ低下、ドルインデックスは97.74(-0.61)と続落した。
一方、日本市場では日経平均43,018.75(+438.48)と大幅続伸。半導体株やAI関連が買われたが、CME日経先物は42,910(-108)と引け後には反落し、米株の不安を映した。米利下げ期待は株価下支え要因となる一方で、ドル円には強い下押し圧力を残している。金価格は3,653ドル(+46.6)とリスク回避資金が流入、原油は61.87ドル(-1.61)と急落しており、景気減速を意識した資金の流れが顕著だ。
来週の注目は9月11日(木)米CPI、9月12日(金)ミシガン大学消費者信頼感指数である。雇用統計の弱さを受け、インフレ指標が鈍化すればFRB利下げ観測はさらに高まり、ドル円は146円割れを試す可能性が高い。逆にCPIが強ければ147.80~148.00台への戻りが一時的に起こるが、200EMA(147.8前後)が厚い抵抗となり、買い優位の流れには転じにくい。
総じて来週の戦略は「戻り売り徹底」。東京時間は膠着しやすく、欧州時間からドル売り再開、NY時間の指標で下方向に加速するシナリオが濃厚である。値幅想定は146.30~147.80。147.50超は売り場、146.50割れは下落加速の警戒ライン。市場は米経済減速とFRB利下げ観測に引きずられ、ドル安トレンドを維持するだろう。
■主要経済指標と注目材料
- 9/8(月) 日本GDP改定値(朝8:50)、中国貿易収支
- 9/9(火) 日本マネーストック、米消費者信用残高
- 9/10(水) 中国CPI・PPI、米PPI
- 9/11(木) 米CPI(本週最大イベント)
- 9/12(金) ミシガン大学消費者信頼感指数、メジャーSQ
外部要因:
・米国株は利下げ期待と景気減速懸念の綱引き。特に金融株の下落がドル円の重し。
・原油安はインフレ低下を助長、FRB利下げ観測を強化。
・地政学的には中東情勢、新興国不安(インドネシア情勢)も円買い要因。
■時間帯別シナリオ
東京時間(6:00 – 15:00)
週明け月曜の東京時間は、米雇用統計の余韻を引きずりつつも新規材料に乏しく、146.80~147.30を中心に膠着する可能性が高い。輸入企業のドル買いは147円前後で散発的に入るが、米金利低下を受けた海外投資家の円買い需要が上値を抑える。特に仲値公示(9:55)までは147.30付近への戻りが試されるが、そこからは押し戻されやすい。米金利の4.07%という水準を踏まえると、東京では買い材料が乏しく「戻れば売り」という投資家心理が強い。従って東京時間はエントリーを避け、欧州以降の流れに備える構えが賢明である。
欧州時間(15:00 – 21:00)
欧州勢参入後はドル売り圧力が再燃しやすい。特にユーロドルが1.17台へ戻しており、ドルインデックス97.7割れの流れと合致する。欧州時間では米利下げ観測を織り込んだ「ドル安シフト」が主導し、ドル円は147.00を割れて146.70~146.50を試す動きとなろう。146.50割れは週内安値更新(146.65)に直結し、下落が加速する可能性がある。ここで売りポジションを仕掛けるのが合理的であり、147.50~147.80の戻りを待って叩くのが最良の戦法である。欧州序盤は「戻り売り徹底」の局面だ。
NY時間(21:00 – 30:00)
NY時間は来週の米指標に先立ち、雇用統計弱さを受けた「利下げ前提の相場感」が一層強まる。米債券利回りが4.0%割れに向かうなら、ドル円は146.50を突破し、下値ターゲット146.30、さらに146.00割れを試す展開も視野に入る。米株式市場が続落すればリスク回避の円買いが加速するが、一方でCPIを控えたポジション調整による買い戻しも想定されるため、一時的に147円台前半までの揺り戻しもあり得る。ただし方向性は依然として「下」である。NY時間の主戦略は戻りを売り叩き、146円台前半で利を確実に拾うこと。
■本日の値動き予測レンジとまとめ
予測レンジ:146.30 – 147.80
- 現在値(週末引け):147.39
- 08:00:147.30
- 12:00:147.10
- 16:00:146.80
- 20:00:146.60
- 24:00:146.40
- 30:00:146.30
まとめ:
来週のドル円は「三位一致の下降」のもとで戻り売りが最適戦略。東京は膠着、欧州からドル売り再開、NYで下落加速という流れが基本シナリオ。抵抗帯は147.50~147.80、支持は146.50割れから146.00。米CPI前に下方向への試しが進む公算が高く、147円台での買いは避け、戻りを確実に叩くことが軍師の勝利の策となる。
■軍師たちの一言
諸葛亮孔明:
「大局はすでに決した。日足・4h・1hの200EMAはすべて現値を上回り、三位一致の下降。ゆえに策は明白、戻りはすべて叩く。147.80を背に売り、146.50割れを射抜く。利下げ観測が市場を支配する限り、ドル円の反発は幻に過ぎぬ。焦らず規律を守り、戻り売り専念で勝ちを積め。」
司馬懿仲達:
「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ。確かに下降の勢いは強いが、CPIが強ければ急反発もある。147.90を超えれば情勢は一変し、148円台へ急伸する罠が仕掛けられている。勝ち急ぐな、逃げ道を備えよ。だが基本は下、戻り売りを主軸にするのは否定せぬ。」
龐統士元:
「株式市場の不安と原油急落が重なり、世界は景気減速の影を濃くしておる。これこそ円高を呼び込む要因。欧州時間から円買いの波が強まろう。策は単純、欧州参入とともに147円台を叩き、146円台半ばを狙え。需給と地合いが味方する以上、流れは円高に傾く。」
郭嘉奉孝:
「EMA200を超えぬ限り、買いの目は存在せぬ。戻りの抵抗帯147.50~147.80に売り伏兵を置き、突入した敵を叩き潰せ。逆に147.90突破を確認するまではロングは禁忌。忍耐こそ最大の利を生む。短兵急に動かず、時を待て。」
辻政信(作戦の神様):
「フハハ!細かい策など要らぬ!147.30を背に全力売りだ!割れれば146.0、さらに145円台まで一直線よ!規律も理屈も飛び越え、豪胆に賭けよ!この大勝負こそ、帝国の財を築く一撃となろう!」
■総括(朝8:00時点)
- 想定レンジは 146.30 – 147.80円。
- 東京時間は膠着、欧州から円買い強まり、NYで下落加速。
- EMA200判定は「三位一致の下降」=ショート専念。
- 策は「戻り売り徹底」、147.50~147.80を抵抗帯とし、146.50割れを狙う。
- CPI次第では146.00試しも視野、ただし147.90超で流れが変わるため警戒を怠るな。
■予測概要
9月8日(月)8:00時点価格 147.30円前後
方向性:下落優勢(ショート)80%
解説:
米雇用統計の弱さで利下げ観測が定着し、米10年債利回りは4.07%へ低下。ドルインデックスも97.74割れでドル売り圧力が強まる。株価は下落しリスク回避の円買いが加速。ゆえにドル円は147.50~147.80を戻り売りの好機とし、146.50割れを目標とする。CPIが弱ければ一気に146.0割れを試す公算が大きい。来週の戦略は戻り売り徹底以外に勝ち筋はない。